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水槽飼育における水深の危険性

インディアンがワニガメに紐を付けて湖に放し、水底に沈んだ水死体を探すという有名な昔話があるが、実際、野生のワニガメはどのくらいの水深に住んでいるのか?

また、飼育下での理想の水深はどのくらいなのか?

まず日本で販売されている水槽の規格を見ると、大体高さが45cm~60cmの物が多い。

さすがに水槽の高さ MAXまで水を入れる人はいないと思うので、5cm~10cm余裕を残して高さ60cmの水槽なら水深は50cm~55cm 。

とりあえず、これを一般的な飼育下の水深としておこう。

ちなみにワニガメ生態研究所の繁殖池で、水深は1m。

天王寺動物園のアイファーで1.5m。

しかし、ワニガメ生態研究所の繁殖池は全ての場所が1mある訳ではない。

池はスロープ状になっており、呼吸がしたければ、ワニガメは浅瀬へ来て息継ぎを行う。

アイファーも水面へと向かう足掛かりがある為、息継ぎは問題なく行う事が出来る。

これが水槽というツルツルした壁に囲まれた環境だと、どうなるか?

答えは「滑る」

壁に寄りかかったり、足掛かりを頼りに水面までいけない為、基本的に息継ぎは首を伸ばす以外の方法がない。

これに深い水深が加わるとどうなるか?

答えは「溺れる」

意外かもしれないが、ワニガメの溺死は日本でも報告例がある。

通常の個体なら多少水深が深くても浮力を利用をして、泳いで水面まで行く事ができるが、老成個体や体にトラブルを抱えている個体は、泳いで息継ぎを行う事自体がダメージとなってしまう事もある。

これを考えると水槽という限られた空間の中では、一概に深い水深が良いとも言えない。


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